とび・土木工事業(般-22)第105933号 産業廃棄物収集運搬業許可有
2021/09/14
「解体工事の見積もりをお願いしてみたものの、見方が分からない!」「どこに注意して確認すればいいの?」
解体工事を依頼する際は、見積もりをよく確認することが大切です。
しかし、建設関係の仕事をしている人でもなければ、見方がよくわかりませんよね。
そこで今回は、解体工事の見積書の見方を解説します。
見積もりの内容や金額に納得して依頼したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
一軒家の解体は、建築構造と坪単価で以下のような相場となっています。
建物構造 | 料金(坪単価) |
---|---|
木造家屋 | 2.5万~4万円 |
鉄骨造 | 2.5万~4.5万円 |
鉄筋コンクリート造 | 4万~5万円 |
ただし、これは特に追加工事の必要がない家屋の場合。
実際は、30坪程度の木造家屋なら120万〜170万円ほどがよくある金額になります。
「どうしてこんなに金額に幅がでるの?」と不思議に感じますよね。
ポイントは工事の内訳です。
ここからは、より詳しく見積もりの内訳を解説します。
なお、もっと解体費用の相場を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
解体費用を節約するポイントや、解体工事費用が払えないときの対処法なども解説しています。
(関連記事:「家の解体費用の相場はどれくらい?内訳や安くする方法をご紹介!」)
解体工事の費用は大きく4つに分類できます。
上記に対し、少しずつ解体業者の利益や外注費が乗ってきます。
よって附帯工事が多かったり、工事方法に制限が出たりする以下のようなケースでは、解体費用も上がる傾向があります。
同じ構造・坪数であっても、個々の状況に応じて見積もり金額に差がでると考えてください。
見積もりの各項目がどこに該当するか見ていくと、内容を理解しやすくなります。
見積もりを確認すると、ほとんどの業者の書面に「地中埋設物など、目視確認できないものは別途になります」のような記載があるはずです。
一般的に、解体工事では目視および建物の図面などを参考に見積もりを出します。
しかし、解体工事を開始してはじめて「なにかある!」とわかることも珍しくありません。
例えば以下のようなものです。
特に前の建物の基礎や古井戸のような地中埋設物は、いくらプロでも掘ってみないと見つけられません。
よって”別途”の注釈になるわけです。
このように書くと「追加費用はいくらだろう…」と不安に思われるお客様も多いのですが、残念ながら事前に金額をお伝えするのが難しい部分です。
建商では、途中で追加費用が必要だと判明した場合、お客様に現場を確認いただいたうえで費用をご相談・追加の作業を行います。
たまにすべての作業を終えた後で追加費用を請求する業者もいると聞きますが、そのような不誠実なことはいたしませんのでご安心ください。
見積もりの内訳がわかっても、その金額が妥当なのかは判断がつきませんよね。
そこで、見積もりの良し悪しを確認するポイントを紹介します。
繰り返しになりますが、解体工事費用は建物構造と坪数だけでは正確に判断できません。
現地調査をおこなった上で出した見積もりと、机上の情報だけで出した見積もりでは精度が異なります。
いざ依頼してから「内部に残存物が多いので、追加費用になります」「よく確認したら重機が道に進入できなくて」などと言われても困ってしまいますよね。
できれば建物の内部まで含めた現地調査に基づく見積もりを出してもらい、その上で内訳の中身をよく確認しましょう。
相見積もりとは、複数の解体業者から見積もりを取得し、比較することです。
解体業者側としては競争になるので辛いところですが、お客様からみると相見積もりは以下のようなメリットがあります。
相場より安い見積もりで依頼を受け、工事を始めてからあれもこれもと追加費用を請求してくる不誠実な業者もいます。
現場ごとに工夫してなるべく費用を抑えようとしてくれる業者なのか、ずさんな工事を行うから安いのかは注意してチェックしたいポイントです。
「廃棄物の処分費用を安くするために不法投棄していた」
「解体工事に必要な届出をしていなかった」
「養生を省略して工事をはじめ、近隣住民から苦情が出た」
「工事後の整地がずさんで、別業者へ再依頼となった」。
残念ですが、上記は実際にあった話です。
誠実に作業をしようとすれば、どうしても費用を抑えられない部分が出てきます。
2〜3社の見積もりを比較して、あまりにすべての項目が安いような業者は、依頼する前によく調査することをおすすめします。
見積もりを比較すると、金額の差が目立つ項目があるはずです。
金額差が出る理由としては、以下の理由が考えられます。
例えば住宅密集地で隣家への影響が心配される場合、「万が一を考えて、ここは手作業で解体すべき」とするか「小型の重機で作業できる」と考えるかで、金額に違いが出てくるものです。
大きく金額が違うようなら、中身をヒアリングすると納得感のある選択ができるでしょう。
「一式」とは、その項目に関連する作業すべてを含んだ書き方です。
かつてはよく使われた書き方ですが、今の時代、内訳がブラックボックスでは通用しません。
本当にその金額に見合った作業をしてくれるのか、施主としてもきちんと中身を提示して欲しいですよね。
「一式」という書き方をされていたら、詳しい内訳を書くようお願いしましょう。
もしここで詳細な見積もりを渋るような業者なら、むしろ依頼しないほうが無難です。
ネット上には解体工事費用を坪数などから計算するシミュレーションもありますが、実際に現場を調査しないと精度のよい見積もりはできません。
また、大きな金額が動くため、言った言わないのトラブルにもなりがちです。
予想外の事態を避けるためにも、業者選定の際は見積もりの内訳まできちんと確認しましょう。
上記を比較しやすくするためにも、できれば複数社に見積もり依頼をするとよいでしょう。
とはいえ「遠方に住んでおり、何社も現地で見積もりできない」という場合もありますよね。
建商なら、お客様の状況に応じて最適・安心な解体工事をご提案いたします。
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